原作(出版当時、コバ/ルト/文庫)すら、絶版になりかけている(一部は既に絶版)作品ですが、このシリーズ(ハ/イ/ス/クー/ル/オー/ラ/バ/ス/ター)大好きです。
高校生のときに図書室にあったのを片っ端から読んで、手元にあるのは近年出版されたほんの数冊程度ですが、最近作者さんが続編を予定しているということで、こっそり楽しみにしています。
話としては、シリーズタイトルにもなっている「オ/ーラ/バ/ス/ター」つまり、オーラを中和する能力を持った少年が主人公で、オーラを操るというか、支配するモノ妖者(ようじゃ)たちと闘うお話です(説明下手だな・・・)
そして主人公は、自分と似た特殊技能を持った仲間たちと切磋琢磨して闘うのですが・・・
それだけで語れないのが、このオー/ラ/バ(略称)のいいところというか、スゴイところで高校生故の葛藤や、生まれ変わりとしての使命、特殊技能と引き換えたモノの代償など、それぞれが複雑な悩みを持っていて、人として、共感できる部分や弱さ、そういったものを含めて、自分を大切にしなきゃいけないというか、なんというか。
言葉では上手く表現できないけれど、読み終えた後に何か得たような気分にさせられるお話です。
ラストがどうなるのか、とても気になるシリーズでもありますが、決して綺麗事だけでは終われないお話だけど、その中でもみんなが幸せになれる終焉を期待しています。

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